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2005/12/31 (Sat) 拒食という快感
あれ以来学校に行かなくなった私は高校を受験しなおすことにした。
小中と女子校に通い、もうこの息苦しさから開放されたかった。
小学生の頃は私もさすがに無邪気だったものだが、だんだんと誰にも
心を開けなくなっていたのだ。
学校に行かなくなったことに親は最初何があったのか問い詰めたが
ただ行きたくないと俯き身を震わせて言う私に呆れ果てたのか、1週間
もすると高校受験のために塾に通うよう促された。
担任からは何度もうちに電話がかかってくる。
自分が原因のひとつになっているなんて思ってもいないのだろうか。
「愛美、T先生から電話よ。」
母親が電話の子機を私の部屋まで持ってくるが、その度にあのトキのことが蘇ってとても話す気分にはなれなかった。
その頃からである。食べることがいやになった。
最初は精神的なものからきていたように思うが、ちょうど周りが
ダイエットの話題で盛り上がるような年頃だったこともあって
{食べない=痩せる}という方程式が私の頭の中にインプットされて
それが快感になり始めていた。
痩せれば親も心配してくれる。
そんな愛情の確認の仕方しか私にはできなかった。
それに、塾には同い年の男の子や大学生の講師、もちろん同い年の女の子もいて痩せてる私をアピールするにはもってこいだ。
痩せすぎていると男の子には好かれないが、あの年頃の女の子からは
それだけで羨望の的である。それだけは負けたくない。
細くなって骨がはっきり分かるようになってきた腕を眺めて微笑む。
そんなことを考えながら不登校であることを必死に隠すため学校に行ってないのに制服で塾に通ったりした。
もちろん勉強も必死でやって、2ヶ月目で最初のクラスでトップになり
一番上のクラスに上がることができた。
上がったクラスでは仲良くなったMという男がいて、遊びに誘われた。
ための男と遊ぶのはそれが初めてだった。
へたくそなカラオケに笑顔で付き合ったけど、年上の男と比べると
全然物足りなくて1度遊んだだけで飽きてしまった。
急速に冷める私と反対に、Mは更にアプローチしてきて、ついに塾の帰り道にネックレスをプレゼントされ付き合って欲しいと言われた。
師走の24日である。言葉を漏らすたびに吐く息が白くなった。
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小学生の頃は私もさすがに無邪気だったものだが、だんだんと誰にも
心を開けなくなっていたのだ。
学校に行かなくなったことに親は最初何があったのか問い詰めたが
ただ行きたくないと俯き身を震わせて言う私に呆れ果てたのか、1週間
もすると高校受験のために塾に通うよう促された。
担任からは何度もうちに電話がかかってくる。
自分が原因のひとつになっているなんて思ってもいないのだろうか。
「愛美、T先生から電話よ。」
母親が電話の子機を私の部屋まで持ってくるが、その度にあのトキのことが蘇ってとても話す気分にはなれなかった。
その頃からである。食べることがいやになった。
最初は精神的なものからきていたように思うが、ちょうど周りが
ダイエットの話題で盛り上がるような年頃だったこともあって
{食べない=痩せる}という方程式が私の頭の中にインプットされて
それが快感になり始めていた。
痩せれば親も心配してくれる。
そんな愛情の確認の仕方しか私にはできなかった。
それに、塾には同い年の男の子や大学生の講師、もちろん同い年の女の子もいて痩せてる私をアピールするにはもってこいだ。
痩せすぎていると男の子には好かれないが、あの年頃の女の子からは
それだけで羨望の的である。それだけは負けたくない。
細くなって骨がはっきり分かるようになってきた腕を眺めて微笑む。
そんなことを考えながら不登校であることを必死に隠すため学校に行ってないのに制服で塾に通ったりした。
もちろん勉強も必死でやって、2ヶ月目で最初のクラスでトップになり
一番上のクラスに上がることができた。
上がったクラスでは仲良くなったMという男がいて、遊びに誘われた。
ための男と遊ぶのはそれが初めてだった。
へたくそなカラオケに笑顔で付き合ったけど、年上の男と比べると
全然物足りなくて1度遊んだだけで飽きてしまった。
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